第八回のシーンを振り返って
とと様(坂井喜左衛門/大倉孝二)と対面するシーンは、とても思い出深いものになりました。
小一郎(仲野太賀)・藤吉郎(池松壮亮)兄弟に対して高圧的な態度をとるとと様に複雑な思いを抱えてはいましたが、それでも大切な存在であることは変わりません。
小一郎と生きていく決意をしっかり伝えたうえで、「お前が幸せならそれでいい」というとと様の本心を聞けたことは、役を通して自分自身にも深く響きました。
直が亡くなったことは、私自身すごく悲しく、衝撃的でした。
女の子を守った場面は、とと様に幼い頃にかばってもらったシーンと重なり、切ない気持ちもありましたが、最後だからこそ大切にしたいと思って演じました。
小一郎の心の中で、直が永遠の味方として、忘れられない存在として、生き続けていてくれたらうれしいです。