田原総一朗氏のプラトニック高齢ラブ

それでは、どうすれば離婚しないで済む相手を見つけることができるか? まずは数ヵ月、同棲をしてみることだ。

こうして一緒に生活していると、恋人時代には気づかなかった相手の癖や性格が見えるようになる。そのうえで一緒にやっていけると感じられたら、結婚するのだ。

生活を一緒にするということは、二人だけで生活していくことができる経済基盤を前提とする。こうしたことをすっ飛ばして結婚すると、あとで深刻なトラブルが発生する。家計に対する考え方をしっかり話し合うことだ。

そして、離婚をするときも要注意だ。私も体験した。繰り返して強調しておくが、結婚の3倍ほどのエネルギーが必要となる。

ただし恋愛でも趣味でも、他者からの評価を気にして生きるのをやめることだ。定年後は人目を気にすることも組織の評価を慮る必要もないからだ。

「20代の恋は幻想である。30代の恋は浮気である。人は40代に達して、初めて真のプラトニックな恋愛を知る」──ゲーテは、こう語る。

実際、私が書籍のために対談した田原総一朗氏のケースでは、そのお相手は高校の同級生だ。

1934年に生まれた田原氏は90歳を超えており、お相手も同様だ。そして二人は一緒に風呂に入ったりはするが、いわゆるプラトニックな関係であり、そうして互いに人生を豊かにしている。

定年後の人たちの恋愛には、バラエティに富んだパターンがあるはずだ。

※本稿は、『定年後の日本人は世界一の楽園を生きる』(飛鳥新社)の一部を再編集したものです。

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