「安心することが怖い」というトラウマ

特に苦しいのは、「安心することすら怖い」と感じてしまうこと。

過去に「逃げられなかった」「助けを呼べなかった」経験があると、体は〝安心=油断=再び傷つく〟という記憶を刻み、ゆるむこと自体が恐怖になります。こうした過緊張は、心身を「凍りつかせる」防衛反応でもあります。

この緊張は、弱さではありません。それは、かつて、どうにか生き抜くために、あなた自身が身につけた〝命を守る知恵〟です。だから、無理にほどこうとしなくて大丈夫。「ここに緊張があるんだな」と、まず気づいてあげることからはじめてみてください。

つまり、人と接するときに感じる緊張や不安は、あなたの神経が「まだ安全とは言いきれない」と判断しているだけ。それは体の自然な防御反応であって、おかしいことではありません。

まずは、「私には、まだ安心できる場所が少ないだけなんだ」と、今の自分をそのまま認めてあげてください。そして、少しずつでも、「この人の前なら、ちょっと力を抜けるかもしれない」と感じられる相手や場を増やしていきましょう。