集団で仲良くすると起こりがちな問題
──今日の昼公演、しゃぶ葉に行った話(*)をやたら熱っぽく語ってましたね。
*久保が一人でしゃぶ葉に行ったところ、周囲は大学生グループばかりで肩身が狭かったという話。
久保 「まわりが楽しくしてることによって、自分が勝手に孤独を感じてしまうのは良くないよな」と感じましたね……しゃぶ葉で。みんなは私をのけ者にするために楽しんでるわけじゃないのに。だから自分にスイッチを入れました。「私は絶対に自分を卑下しない」という。
ヒャダ でも「世界ってそういうものだな」と思うときはありますよ。以前参加した飲み会で、僕が入り込めない話題でみんな盛り上がって、僕一人置いてけぼりにされたことがあって。寂しくも悲しくもありましたし、「やっぱり自分は集団が本当にダメなんだな」と身にしみて思いました。
久保 実は私もそっちの結論になった。「もうこの後、孤独に生きよう」って思っちゃいました。
一同 (笑)
──しゃぶ葉に生き方を左右されすぎですよ。
ヒャダ 僕はそのとき、「こんなことだったらもう、岩の裏に隠れて生き続けてやる!」って思いました。天照大神(アマテラスオオミカミ)ですよ。
久保 でも、自分が相手に孤独を感じさせる可能性もあるんだよね。オタクのコミュニティを見ていると、有名人じゃない一般人で、いろいろ質問を受け付けてガンガン返答しているタイプの人もたくさんいるわけですよ。そういう人のまわりには「私もメッセージ送ったのに無視されてる。きっと私がダメなんだ……」と落ち込む人もいて、それに「そんなことないよ! もう1回メッセージ送って」みたいにケアしてるのを見ると……それなら明確な優先順位がある人付き合いをするか、そもそも最初から深く入り込まない付き合いをするか、とか考えちゃう。
──よく起こりがちな問題という気もするし、小学校のクラスで起こってる問題とそんなに変わらない気もするし。
久保 「みんな一緒に仲良くしよう」という状況のときに、真っ先に破綻するパターンを考えちゃうのって、大人の良くないところだとは思うんだけど。
ヒャダ いや、そんなもんすよ。集団は嫌だ。
能町 集団は嫌ですね。
久保 だから私は、何があったにしても「自分だけ相手にされなかった」ということで誰かを恨むのはやめようと思ってる。それで(自分が逆の立場になった場合の)自分の中の整合性を取ってますね。私がそこにいなくても、みんなが勝手に仲良くしていれば私はうれしいという。
──それはわかりますけど、強い精神が求められそう。
久保 でも、もともと仲良くなる予定じゃなかったいろんな人たちと、今こうやって仲良くなってるわけだから、すべてにおいてそう思うわけですよ。たまたま出会った人たちに、話してもらえるだけでも本当はありがたいことなんだよな……というのを噛みしめて、私の話を終わりたいと思います。ありがとうございました。
能町 今の、久保さんの講演だったの(笑)?
──「大切なことはすべて、しゃぶ葉から学んだ」
