安国寺恵瓊(あんこくじえけい)
ーー武将に仕え、講和の交渉などにあたる「外交僧」。
毛利輝元の使者として、西国へ侵攻してきた織田との間に立ち、暗躍する。
<安国寺恵瓊・立川談春さんコメント>
■出演のオファーを受けたときの率直な思いをお願いします。
安国寺恵瓊は残された資料が多くありません。
まず、その事実に驚きましたが、禅僧にはすべてを言葉や読み物として残す、ということに重きを置かないという考えがあると教わりました。
また毛利、徳川にとっても恵瓊を悪役にしておくことで都合のよいことがあったのでしょう。
その意味では歴史の闇に葬られた人なのかもしれない、ならばある程度は自由に演じてもいいのかな、と思いながら臨みました。
■実際に現場に入ってみてのご感想を教えてください。
「外交」がどれほど繊細で重要なものかを日々感じる世界の現状。
そんな時代に毛利家の存続だけを願って必死の外交交渉をする恵瓊を演じていると前に立ち塞がる「豊臣兄弟」は間違いなく手強い二人ですが、不思議なことに恵瓊自身は特に秀吉に奇妙な「友情」のようなものを感じているような気がしてなりません。