根っからの純粋さと優しさ

――虎太郎はどのような人物だと思いますか?

虎太郎は根っからの純粋さと優しさがある人です。

足軽の家に生まれ百姓になり、幼いころから近くにいたりんを、笑顔がすてきだとかそんなささいなことで好きになっていったのだと思います。物語が進むにつれてりんとの身分の差を知り、距離感をものすごく悩みながら生きているのだろうと感じました。

りんが結婚を決めたときは相手がいい人であってくれればと、幸せを願っていたと思います。

(『風、薫る』/(c)NHK)

結婚がうまくいかずに環を連れて実家に戻ってきたとき虎太郎は平気な顔をしていましたけれど、自分がこの人と結婚して家庭を築いて3人でいたかった…と演じていて悲しい気持ちになったことを覚えています。

時代が目まぐるしく変わるなか、虎太郎自身も大人になる過程でいろんな迷いで苦しんでいたと想像します。