「婚活って言葉、普通に使っていいから」

僕は「婚活」という言葉はなんとなく気恥ずかしくて、ある時期まで占いの原稿では使わなかったのですが、2010年頃に編集者から「婚活って言葉、普通に使っていいから」といわれてびっくり。

「いいの?」と聞いたら、「どんどん使ってください」。

『占い師の正体-人はなぜ占いに惹かれるのか』(著:鏡リュウジ/中央公論新社)

つくづく時代の変化を感じました。

僕らの世代が若かった頃は、結婚というのは恋愛から自然に発展するものだから、結婚相談所を利用したり、結婚そのものを目的に活動するのは、なにやらあさましい気すらしたものでした。クリスマスにひとりで過ごすなんてことがあっても、誰にもバレないように隠したり。そんな恋愛圧力の強い時代だったのです。

しかしどうやら、団塊の世代がいわゆる“適齢期”を迎えた1970年頃から一気に広まった「ロマンティック・ラブ・イデオロギー」は、もはやしぼみつつあるといってもいいかもしれません。ただし、いわゆる婚活をしている最中も、「この相手でいいんだろうか」と気になったら、占いを見てちょっと参考にしたりするのではないでしょうか。