(写真:stock.adobe.com)
私は攻撃的な人間ですから、平和な時代には滅んでいく種族だと思うのです。でも困難が訪れたとき、
これらの欠点が戦う刃になった。
大きな欠点が、現実のあり方によっては美点にもなるし、またその逆もある。だから人間を簡単に頭から決めつけるものじゃないんですよ

(『気がつけば、終着駅』)

 

 

五十年前は古い日本人の
精神性というものが
まだいくらか残っていた。

何が美徳か、美しい行いとは何かを子どもに教える大人がいました。でも今は美徳を教えないで、損得を教えるようになっていますね

(『百一歳。終着駅のその先へ』)

 

 

人生は安泰でなくとも、たとえ波瀾続きであっても面白いものだし、それなりの生き方が必ずあります。不如意なことは力が出るチャンスです。
幸福とは何か? いい時も悪い時も
腐らず怨(うら)まず嘆かず、
どんな時でも平然としていられる
ことだと私は思っています


(『幸福とは何ぞや 増補新版』)

 

 

欲望が涸れていくということは、
らくになることなのだ。

それと一緒に恨みつらみも嫉妬も心配も見栄も負けん気も、もろもろの情念が涸れていく。それが「安らかな老後」というものだと私は思っている

(『気がつけば、終着駅』)

 

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