(写真提供:Photo AC)
名脇役女優としてテレビや映画、舞台で活躍された一方、エッセイストとしても知られた沢村貞子さん。そんな沢村さんが1966~1983年の間、新聞の人生相談に寄せられるさまざまな悩みに回答した83篇をまとめた書籍が刊行されました。そこで今回は書籍『わたしの人生案内』より一部を抜粋し、人間関係や夫との不和に悩む昭和の女性たちに送った言葉をご紹介します。

中卒の彼との結婚に踏み切れません

相談

短大2年、19歳の女性。2年間交際して、来春、私が卒業したら結婚しようという彼がいます。私も彼を好きなのですが、結婚まで踏み切れません。

彼が中卒であることと、私の父は警察関係に勤めていますが、彼がかつてそうした権力に反対の立場をとっていたことが、とまどう原因です。彼と結婚すれば、親から見放され、経済的にも恵まれない生活を送ることになるでしょう。

こんなことを考えるのは、本当に彼を愛していないからでしょうか。

愛知県・結婚をとまどう女子短大生