「頼りたいとかすがりたいとかじゃなくて、占いの人って、みんなすごく話が面白いんですよね。定期的に会うと精神衛生上よくて。」(川谷さん)

川谷 18年以降、確かに調子がよくなってきたんです。そういうものをまったく信じずにきたんですけど、興味が湧いていろいろな方に見てもらうようになりました。頼りたいとかすがりたいとかじゃなくて、占いの人って、みんなすごく話が面白いんですよね。定期的に会うと精神衛生上よくて。そういえば小籔さんも、「ジェニーハイ」ってバンド名をつけるとき、いろいろ気にされてましたよね。

小籔 変に知識がある分、「ああ、よくない名前」って思うのがいやで。それこそおじいが亡くなったあと、子どもの名付け依頼がおばあにくるようになったんです。そしたらお前も考えてみろって。

清水 子どもながら、仕事にしてたわけだ。

小籔 おばあと僕とでいいと思うのをひとつずつ出すと、大抵の方が僕の出したのを持って帰るんです。だっておばあが出すのは「新之進」とか「〇〇麿」とか古くさい変な名前ばっかなんですよ。いくら画数が完璧でもあかんでしょう。それで「なんでか、お前のばっか採用していきよるな」って。

清水 あははは。三谷(幸喜)さんも役の名前を考えるとき画数を意識するらしいんだけど、やっぱり長く続いている大企業って、それなりにいい画数だって言ってた。

小籔 確かに、最悪なことをしてしまった人、たとえば罪を犯してしまった人とかでいい名前は見たことないですね。かといって100点の名前をつけられたはずの僕が、デビューしてすぐに売れたわけでもなし、結婚した日の給料が2万だったり苦労したわけで、ほんまに名前なんて関係ないと思います。