大事なときに大惨事
清水 じゃあ、「ジェニーハイ」で打ち上げするとき、困るでしょう。
川谷 くっきー!さんはくっきー!さんで、生魚が食べられないんです。だから寿司も、焼肉も、もつ鍋もダメ。間をとって、うなぎとかになります。(笑)
清水 川谷さん、好き嫌いは?
川谷 きゅうり以外ならなんでも食べますよ。小さいときに夏祭りで、ものすごくまずい一本漬けに当たっちゃったんです。あと、あたったことはないけど、牡蠣かな。
清水 私はあたったことあるの。ものすごくつらいんだから。
小籔 僕も舞台の直前に食べたカキフライで、調子悪くなったことあります。しかもそのときシスターの衣装だったんですよ。スカートでしょう。讃美歌流れてるなか、舞台上でもらしたら大惨事じゃないですか。あれはつらくて長い50分だったなあ。
川谷 「ゲスの極み乙女。」がほぼはじめてテレビに出たときのことなんですけど、マネージャーから「ドラムの子がお腹下してて、今日は行けない」って連絡が突然入ったんです。見るとベースもフラフラしてて、そのうちマネージャーまで行けないって……。
清水 何があったの? そんな大事なときに。
川谷 とにかくドラムがいないと始まらないので、急遽「indigo la End」のドラマー、男性なんだけど、曲を覚えてもらいました。でも、カメラワークはドラムのアップからスタートするんですよ。記念すべき初出演に、まったくの別人から映し出されるっていう。(笑)
清水 こんなときに、バンドの掛け持ちが役立ったね。
川谷 前夜、メンバーたちとの帰り道、ごはん食べようって言いそびれているうちに、キーボードの子だけ先に降りちゃった。結局残りのみんなで牡蠣鍋を食べに行ったんですけど、僕だけたまたま違う鍋を食べて。だからキーボードの子は、なんでみんながお腹壊してるかわからなかったと思います。
清水 一人だけごはんに誘ってないから、説明しづらいしね。
川谷 以来、牡蠣は食べないっていうのが僕たちの決まりごとです。