「梨を食べない」だけでなく、受け取ること自体が負担?
一方で、近所同士で食べ物をおすそわけすること自体が、今ではそれほど一般的ではないのでは、という意見も寄せられました。
「昔のように近所同士で食べ物を分け合う習慣が、今は必ずしも当たり前ではない。相手にとっては、突然食べ物を持ってこられること自体が戸惑いにつながる場合もある」(春雨秋雨さん)
「以前住んでいた地域ではおすそわけが頻繁にあったものの、引っ越した先では近所の人とは挨拶をする程度だった」(う~んさん)
このように、地域や人間関係によって、「おすそわけ」がどの程度身近なものなのかは違うようです。
また、食べ物をもらうと「こちらも何か返さなければ」と考えてしまうため、「事前に『いる?』と確認してもらうほうが気楽」(失礼さん)という意見も。
「梨が嫌いという単純な理由だけでなく、家族から『もらわないように』と言われていたり、お返しを負担に感じたりするなど、受け取る側にもさまざまな事情があるのではないでしょうか」(ん?さん)という見方もありました。
さらに、「おすそわけは親しい人や親族など、関係性ができている相手にするもの。挨拶するだけの関係の人がいきなりピンポン。私だったら絶対応対しません。トピ主さんは傲慢です」(クリケットさん)と厳しく指摘する声も。
普段は挨拶を交わす程度の隣人から突然たくさんの梨を差し出され、どう対応すればいいのか戸惑う人がいても不思議ではありません。今回のコメント欄では、「梨を断られたこと」よりも、そもそも「おすそわけをするほどの関係なのか」という距離感に注目する声が目立ちました。
好意から始まった「おすそわけ」でも、受け取る側にとっては負担になることがあります。昔ながらの近所付き合いが薄れつつある今だからこそ、相手との距離感を考えたうえで、好意を届けることが大切なのかもしれません。このトピには34件の反響がありました(2026年9月4日)。

「今のマンションや一戸建て、町内会での近所づきあいのスタンスは『もめない、近づきすぎない』がスタンダードでしょう。もめるのも嫌だし、必要以上に入り込まれるのも避けたい。よほど親しい友人でない限り、物のやり取りもできれば避けたいというのが本音ではないでしょうか。あまり気にしないことです」
みき・てつお 専門紙記者、フリーライターを経て中央公論新社に入社。『婦人公論』編集長を7年半務める。フジテレビ系列「ノンストップ!」ほかコメンテーターとしても活躍
【紹介したトピ】おすそわけの愚痴です。
