同世代からは「一人で出かける練習を」との声も

一方、年齢を重ねるなかで、一人で出かけることを楽しめるようになったという体験談も寄せられました。

「子どもたちが独立して一人時間が増えました。一人は嫌だと思っていたら、何も楽しめなくなってしまうと気づき、舞台や美術館、展覧会、映画、食事など、一人でも出かけるようになりました。夫や友達と出かけるのも好きですが、一人の時間も楽しめるようになってよかったです」(かさん)

(写真:stock.adobe.com)

また、夫を亡くしたことをきっかけに、一人で行動する必要性を感じたという人も。

「夫が60歳で亡くなり、子どもたちも遠方に住んでいるので、今は一人の毎日です。コロナ前には一人で海外旅行にも行きました。必要になってから突然一人で行動するのは難しいので、今のうちから少しずつ一人で出かける練習をしておくといいと思います」(70代一人暮らし母さん)

具体的な工夫を紹介するコメントもありました。

「私は出かけるとき、一つだけ目的を決めるのではなく、買い物のついでに神社やお寺に寄ったり、気になっていた店でランチをしたり、帰りにカフェに入ったりします。次の目的があると、移動時間や待ち時間も気になりません」(ますみさん)

テーマパークなどでの待ち時間については、こんなアイデアも。

「本やゲーム、スマホ、イヤホンなど、待ち時間にできるものを持っています。電車や行列では、人を観察したり、写真を撮ったりすることも。一人の時間に何をするか、自分で決めておけばいいと思います」(佐々さん)

映画などで「感想を言い合いたい」というトピ主さんには、こんなアドバイスもありました。

「最初は一人でランチするのも落ち着きませんでしたが、今では映画や美術館、観劇も一人で行きます。映画の感想をすぐ誰かと話せないのは残念ですが、あとで友達にLINEすればいい。見終わったあとの余韻を一人で味わうのも悪くありません」(線香花火さん)

こうした声を読んだあきさんは、少しずつ考え方が変わったようです。

「いつまで動けるかわからないし、一人でも、行きたいところが出来たら行ってみようと思います。その時、楽しく感じなかったら、それも自分を知るお勉強くらいに考えて、まずは挑戦してみようと思いました」(トピ主・あきさん)

一人で出かけることを楽しめるようになることだけが答えではありません。まずは行きたい場所へ、自分のペースで出かけてみる。そんな一歩が、新しい楽しみや人とのつながりにつながるのかもしれません。この投稿には83件の反響がありました(2026年9月9日)。

元『婦人公論』編集長 三木哲男さんのコメント
「『一人が苦手』という人の多くは、『一人の時間もほしいけれど、みんなと一緒に楽しみたい』というのが本音ではないでしょうか。そうであれば、映画や食事を楽しみたいときには、勇気を出して友達を誘ってみる。みんなで楽しみたいときは、自分から少し動いてみることが大事です。一方で、一人の時間を楽しむコツは、経験を積み重ねていくことに尽きます。それでも、たまに寂しくなることはあるでしょう。そんなときは友達とのつき合いを間に挟みながら、一人の時間にも少しずつ慣れていく。それでいいのではないでしょうか」

みき・てつお 専門紙記者、フリーライターを経て中央公論新社に入社。『婦人公論』編集長を7年半務める。フジテレビ系列「ノンストップ!」ほかコメンテーターとしても活躍

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