(撮影:林ひろし/写真提供:『83歳の私を支える家仕事』すばる舎)
福岡の郊外の家で、87歳の夫、58歳の息子と3人で暮らす83歳の多良久美子さん。4歳のときにかかった麻疹によって、最重度の知的障がい者となった息子さんは、平日は施設で暮らし、週末に家に帰ってきます。落ち込んだときも悲しいときも、とにかく手と足を動かしていたと話す久美子さん。そんな久美子さんが長年培ってきた「家の中を最高に楽しい場所にする」方法を綴った著書『83歳の私を支える家仕事』から、一部を抜粋して紹介します。

年末の大掃除はしません

掃除は小まめにやっているので、大掃除はしません。汚れがたまると、強い洗剤を使ったり、落とすのに時間がかかったりして面倒になるので、小まめにするほうが私にはあっています。

ご近所に住んでいた10歳年上の料理の先生が、「大掃除よりも小掃除がラクよ」と言って実践されていたので、私も真似をしました。

それに、年末はクリスマスやお正月の準備があって忙しいです。クリスマスに向けてシュトーレンも焼きたいし、「障がい児・者の親の会」で開催するクリスマス会にも参加したい。

来年はどんなことしようかと計画を立てるのも、12月にします。掃除よりも、楽しいことに時間を使いたいと思っています。

 

気づいたとき、普段はやらない場所も掃除します。一気にするのは大変なので、小さなスペースを短時間で(撮影:林ひろし/写真提供:『83歳の私を支える家仕事』すばる舎)