離婚を考えるなら、まずは夫と向き合って
上司との関係を進める前に、夫婦としてどうするのかを考えるべきだという声も目立ちました。
「不倫などせずに離婚しましょう。離婚してから、その上司との関係を考えればいい」(坊主さん)
「離婚するなら、上司を好きになり一緒になりたいこと、子どもも欲しくなってしまったことを正直に誠実に伝えて。もちろん離婚が成立するまでは肉体関係は持たないで」(さかなさかなさん)
「自分の心変わりが理由なのに、それを夫の無精子症を理由にすり替えないこと。その上司とは離婚してから交際すること」(はにわさん)
夫への愛情と、子どもを持ちたいという思い。そして、思いがけず現れた「自分を女性として見てくれる男性」の存在。
「夫婦二人で生きる」と決めたからこそ、なおさら揺れるトピ主さんの気持ちに、129件のレスが寄せられています(2026年9月25日)。

以前、『婦人公論』の誌面で、既婚女性に集まってもらい、婚外恋愛についての読者座談会を企画したことがあります。そのとき、半数ほどの女性が「夫は好きだけれど、ほかの男性から告白されると、女性として見られていることがうれしく、ときめきを感じる」と話していました。だからこそ、トピ主さんの「自分の人生、別の道をもう一度試してみたい」という揺れる気持ちもわかります。その思いを無理に否定しようとしても、解決にはならないでしょう。むしろ、子どもを授かる希望を諦めてでも、今の夫と人生をともにしていこうと決めた、そのときの思いを今一度掘り下げてみてはいかがでしょうか。既婚者と知りながら告白してくる年下上司の思いがどこまで本気なのかは、この文面だけではわかりません。また、また子どもがいながら、砂漠のような夫婦関係になっている家庭も少なくない。「子どもがいるから、別れたくても別れられない」という声がけっこう聞こえてきます。子どもがいてもいなくても、家族の屋台骨は夫婦です。困難をともに乗り越えようと話し合った夫なのですから、まずは夫婦で楽しい時間をたくさん過ごしてみてはいかがでしょうか。もちろん、年下上司とは一線を画さなければなりません。それでも気持ちが収まらないようなら、そのときにもう一度、自分の気持ちを確かめてみましょう。
みき・てつお 専門紙記者、フリーライターを経て中央公論新社に入社。『婦人公論』編集長を7年半務める。フジテレビ系列「ノンストップ!」ほかコメンテーターとしても活躍
【紹介した〈発言小町〉のトピはこちら】夫婦二人で生きていくと決めたのに、気持ちが揺れています
