幼き頃も、母となってからも
「オーディオブック大賞2026」の受賞式に登壇した町田さん。スピーチでは、受賞の喜びと感謝を口にした後、子供のころのエピソードを披露しました。
本が大好きだったのに目が悪くて夜の読書は控えるようお母様に言われていた町田さんは、「目を閉じても読める物語はないものかしら」とずっと考えていたと言います。
長じて自身が母となり子育てが始まると、赤ちゃんの夜泣きに悩まされる夜をいくつも超えてきたと告白。「こういう夜に寄り添ってくれる物語はないものか。赤ちゃんを抱きながら本は読めないし、どうしたらいいのだろうと思ったこともありました」。
今回の授賞式で「赤ちゃんがすぐ寝る音楽」(千葉音声研究所)というオーディオブックが大人気と聞いた町田さん。「今こうして誰かの孤独な夜に寄り添うものができたと思うと本当に嬉しく、ありがたいことだと思います」と話しました。
また、近頃は年を重ねた自身のお母様が老眼で本が読みづらくなり、オーディオブックを勧め、二人でまた本の感想を話せるようになったとのこと。
「私の母のように読むことをあきらめかけた人も、耳で読書することができるようになりました。耳で小説を楽しむ文化が育ってきたことはとても嬉しい。今回の受賞をきっかけにまたたくさんの人にこの作品が届くことを願っています」と、熱く語りました。