『銀河鉄道の父』で「菊池雄星賞」を受賞した門井慶喜さん

「菊池雄星賞」は門井慶喜さん

「オーディオブック大賞2026」文芸部門大賞は「成瀬は都を駆け抜ける」(宮島未奈著/新潮社)。また、「audiobook.jp」公式アンバサダーであるメジャーリーガー・菊池雄星投手が選ぶ「菊池雄星賞」は、『銀河鉄道の父』(門井慶喜著/講談社)が受賞。登壇した門井慶喜さんは野球のヒーローインタビューになぞらえた軽妙なスピーチを披露し、会場の笑いをさらいました。

 

受賞者のみなさん

 

認知症予防にも

オーディオブックとは、ナレーターや声優が本を朗読したコンテンツ。耳で聴くことで読まずとも書籍の内容を楽しむことができます。移動時間やランニング中、家事をしながらなど「ながら」で読書ができ、現在では紙の書籍と電子書籍に続く「第三の書籍」として利用者が増えています。

「audiobook.jp」を運営する株式会社オトバンク代表の久保田裕也氏によれば、スマートフォンとワイヤレスイヤホンの普及により、女性ユーザーも増加中とのこと。「本を読む時間がない読書家」だけでなく「耳だからこそ物語に没入できる」という新たなファンも増えているそうです。

ミドルやシニア層の利用も増加しています。オーディオブックを聞きながら家事や運動など同時に2つのこと行う「デュアルタスク」によって脳の血流を活性化し、認知機能低下を抑制する効果も確認できているとのこと。認知症の予防や進行の抑制に期待が集まります。

赤ちゃんからシニアまで、すべての世代の耳に物語や情報を届けるオーディオブック。秋の夜長に、あるいは行楽シーズンのお供に、耳での読書を楽しんでみてはいかがでしょうか。52ヘルツで鳴くクジラの声と同様に、あなたの生きる支えとなる作品に出合えるかもしれません。

 

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