純烈のリーダー・酒井一圭さん(撮影=水野昭子)
全国のスーパー銭湯の大広間をお客さんでいっぱいにする、ムード歌謡グループ「純烈」。そのリーダーでプロデュースも担当する酒井一圭さんが、悩める淑女に寄り添います!?(撮影=水野昭子 イラスト=風間勇人)

 《 お悩み 》

 

《 酒井さんの解答 》


禁じ手を作ることも必要

私は、インターネットやSNSの一番の恩恵は“再会”だと感じています。今や世界中の人たちが、このような“ネット再会”を果たしていますよね。オンラインのみならず、実際の再会に至った人も多いでしょうし、私自身も、同窓生だけでなく恩師や子役時代にお世話になったスタッフさんなどとの、嬉しい再会がありました。

とはいえ、扱い方によっては思い出を呆気なく溶かしてしまう落とし穴が多分にあるので危険です。そこで私の出した結論は、「募る気持ちの清らかな源流を大切にされるのが最善」ということ。

同窓会など、仲間たちと一緒に会うならいいと思うんですよ。でもSNSで連絡を取り合いながら、道中がどうであれ結局2人きりで会ってしまう展開は、彼に会いたいというあなたの清らかな気持ちの源流を壊してしまうことになる。

それに、結婚して築いた平穏な生活は、「昔の恋心」や「経験」を口にしないことで成り立つものだったりしますよね。

現在を楽しむことも大切ですが、清らかな過去は切り売りしない。禁じ手を作ることも人生満喫の秘訣ということで。