今もトレーニングを続ける理由は
僕はあらゆる場面で、《言葉》に鼓舞されてきました。「ヒットを打てると楽しいよ」という仲間の言葉で不器用な僕も諦めずに練習できたし、「無理しないで自分のペースで」という保護者の方の優しい一言に救われた。何より、「やればできる」という言葉があったからこそ、ここまで来られました。
お笑いを始めてから、応援の一環としてポジティブな言葉を人に届けてきましたが、「明日も仕事頑張れます」とか「苦手な食べ物が克服できました」という反応をいただくんです。その前向きになった姿を見るだけで、僕も幸せな気持ちになれる。おかげさまで、心の疲れはまったくありません。
今なおトレーニングを毎日続けているのも、スポーツが好きだからという前に、何歳から挑戦しても何かを成し遂げられるというメッセージを伝えたいからです。僕も、球速150キロを記録したのはたった2年前なんですよ。
目下の夢は、甲子園の始球式で投球すること。僕らは高3のとき愛媛県大会の決勝でサヨナラ負けして、甲子園出場を逃しているんです。だから、同級生たちの無念を晴らし、応援してくれた保護者の方や地域の方に恩返ししたい。僕らはプロ野球選手にはなれませんでしたが、高校時代に成し遂げられなかったことを、お笑いを通じてやることはできるはずです。
これからもみなさんに元気になっていただけるように、たくさん応援していきたいと思います!