マトリョーシカの絵付けを指導するのは、ロシア人のマトリョーシカ・アーティスト、マリナ・シュラトワさん。 和装のマトリョーシカと、そのうしろに並ぶマトリョーシカはマリナさんの作品

 

マトリョーシカ作りの要はやっぱり「顔」だ。絵の具ではなく、化粧品を使うのがポイントだそう。確かに、アイシャドウやチークを使うことで、自然な立体感やぬくもりが出た。マトリョーシカは作る人に似るそうなのだが、ビックリするくらい私そっくりなものが出来上がった。

左が藤原さん、右がマリナさんの作品。マトリョーシカの顔は描いた人に似るという

赤紫の真四角のサラダにドキドキ

今回、絵付け体験のために場所をお借りした「ミンスクの台所」は、ベラルーシの家庭料理のお店だ。ロシアの隣国ベラルーシの郷土料理はボルシチやピロシキなど、ロシアとほぼ同じらしい。その中でも「毛皮のコートを着たニシン」という料理が気になった。ワイン漬けニシンをビーツなどの野菜でミルフィーユ状に覆っていることからこの名前になったんだとか。

赤紫の、真四角のサラダ……見た目からは味がまったく想像できなくてドキドキしたけど、これがなんとも美味しい! サッパリした味で、ニシンの酸っぱさがじゃがいもとよく合っている。お酒にも合うようで前菜として人気らしい。

お店で人気のニシンとビーツのサラダ「毛皮のコートを着たニシン」