本日は、作家・三島由紀夫の命日、没後50年に当たります。折に触れて『婦人公論』誌上に登場していた三島ですが、61年前、34歳の時に前代未聞の企画を手がけました! それは三島由紀夫が読者に向けてクイズを出題するというもの。全部で9問、むろん一筋縄ではいかない難問揃いです。さあ、皆さんも三島に挑戦してみませんか? まずは1問目から…

*人生最大の謎*

 

「クイズがばからしいといえば、この世の中にはまだばからしいことは沢山あり、少くともクイズが人に迷惑をかけぬ孤独な楽しみだというだけでも取柄がある。謎々はスフィンクスの昔から古い歴史を持っている。しかし人生最大の謎は女性であって、その謎中の謎にむかって、クイズを提供しようというのだから気骨が折れる、第一回はロマンチックなものだが、貴女方御自身に比べれば、こんな謎々は実に易しいものでありましょう。」(三島由紀夫)

 


 

問題 次の漫画では古今東西の物語(小説・戯曲・オペラ・神話など)の中の十組の恋人たちが、現代風に描かれています。この十組の男女は誰々でしょうか?

それぞれの漫画に該当する男女の名前をお答えください

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全集未収録対談も! 
三島由紀夫が『婦人公論』で何を語ったのかー

岸田今日子、高峰秀子、越路吹雪、宇野千代らとの全集未収録対談と、『婦人公論』発表の作品を中心に、女性誌を舞台にした三島の発言とエッセイを集成。同時代を生きた杉村春子、若尾文子、円地文子、湯浅あつ子ほかの貴重な回想に加え、石井遊佳、北村紗衣、酒井順子、ヤマザキマリによる新規エッセイを収録する。執筆者が全員女性による初の三島読本。【三島由紀夫没後50年記念企画】