無理せず自分のペースでゆるく働く人たち
入居したばかりの80代の男性は、これまでの仕事の経験上パソコンに詳しくて、パソコン講座をやったり。内部での助け合いの仕事には食事券で支払うシステムもあります。
それから施設内には、送迎バスのドライバーや食堂のスタッフなどの仕事があって、入居しながら働いている人も。地方は慢性的に人手不足なので、中高年はまだまだ頼りにされる存在です。リタイア後に移住してきてログハウスを作って暮らす人も多くて、そういう人たちは、たいてい畑を借りて野菜を育てて販売したりしてますね。ご夫婦で森の中にカフェを開いたり。働く場を自分で作ってしまうバイタリティが感じられます。
とはいえ知人の畑は、「好き勝手農園」と称して、お客さんが好きなだけ収穫して適当な料金を箱に入れるというゆるーい方式。近所の森のカフェも週3日だけ、春から夏までしか営業しません。あまり無理せず自分のペースで働いて、必要なぶんだけ収入を得るというのは、リタイア世代ならではの働き方でしょうね。