堂本光一が「自分を戒める瞬間」
代役なしで20年以上も座長として真ん中に立ち続けてきた堂本さん。肉体的・精神的に大変なことは? という問いに対しては――
「舞台に立っていると、なんでこんな怖い仕事を選んでしまったのだろうと思うこともあります。体が順応してきたなと思った翌日に、台詞一言を言うのが怖くなることも。だけど、その怖さがなくなったときが一番よからぬときだと思う。自分を戒める瞬間ですね。そういう思いと隣り合わせにやってきた感覚です。
舞台には魔物が棲んでいるとはよく言いますが、この幸せな感覚は申し訳ないけれど、言葉では言い表せない。皆さんにはわからない幸せがあるのです。でも、それは皆さんがくださっているもの。だから恐怖も乗り越えられる。本当に感謝しかないです」