大切なトイレの備え

東日本大震災後、水道の復旧には1ヵ月以上かかりました。流れないトイレを使うのは、家族同士でもストレスです。断水すると、避難所はもちろん、自宅でもトイレに行くのを遠慮して、水分を控えて脱水症状になったり、ストレスから便秘になる高齢者が多いもの。大人1人当たり、1日に5~7回分の非常用トイレが必要になります。できれば10日分以上あると理想的です

 

 

水を運ぶ手立てを

震災後の断水の際、給水所から水を持ち帰るのに苦労している高齢者をよく見かけました。空のタンクは運べても水を入れると重くなります。給水所の行き来には台車やキャリーカートを利用すると便利です。マンションの場合、停電でエレベーターがストップしていたら階段で重たい水を運ぶことに。高層階にお住まいなら普段から備蓄しておくほうが無難です