不便や面倒に感じることは変える、やめる

次に、不便、面倒だと感じることを書き出し、今までのやり方を変える、あるいは、やめる。私はカーテンの洗濯とつけ替えの手間から解放されたくて、ホコリがつきにくいブラインドに替えました。また、掃除機をかけるのが面倒なので、ほうきやブラシなどの掃除道具を各部屋に置き、気づいた時にサッとはく習慣に。こうした自分なりの仕組みをつくるのです。

掃除道具

【掃除道具】ほうき類は各部屋に。洗剤は兼用する
各部屋に、ほうきやブラシがオブジェのように配置されている。「サッと手にとれる場所に道具があれば、気づいたときすぐ汚れを取るクセがつきます。使いやすくて耐久性があり、かつ、目につく場所に置くのでデザインが気に入ったモノばかり」。右/油汚れ用の固形石鹸、除菌用アルコール、トイレ用洗剤、洗濯用洗剤。汚れの性質を考えると洗剤は4つあれば事足りる

手が届かないところにしまわない

高い場所や棚の奥など手が届かないところにモノをしまわず、《見える化》することもポイント。しまい込んだモノは《ない》 と同じです。人生の残り時間は減っていくのだから、いいモノ、好きなモノはどんどん使わなきゃ。(笑)

食器棚  

【食器棚】食器類はここに収まる分だけ
器好きで、来客も多い阿部さん。「食器はなかなか減らせなかった」というが、この棚に収まる分だけに厳選。取り出しにくい上段の奥には収納しない。「お気に入りのものばかりですが、同じ皿の枚数を減らすなど今も減量中」