床面積に対してモノは50%以下に

歳をとると転倒のリスクもあるので、できるだけ床にモノを置かないほうがよいでしょう。床のフリースペースを広くとると心地よさがアップします。床面積に対して家具などのモノは50%以下に抑えるのが理想。掃除もラクです。
 
客間

【客間】広い床をキープした快適空間。とりあえずでモノを置かない
阿部宅の《ハレ》の部屋。「選び抜いた逸品」という大きな無垢板の座卓を中心に据え、ほかの家具は置かず、広い床スペースを確保。「お客さん10人以上を呼べます」。普段はここを使用しないが、空いているからとモノを置かない。左上/シーリングライトはカバーの掃除が大変なので外して使っていたが、見た目が悪いので、ライティングレールを設置し、10年間交換不要のLED電球を取り付けた

 

寝室

【寝室】ベッドの足元には何も置かない
歳をとるほど大切になるのが就寝環境。夜中のトイレで転倒しないよう、足元の床には何も置かない。将来介助を受けることも想定し、ベッドは壁につけず、両脇にスペースをつくった。窓は二重ガラスにし、外気と騒音を遮断