「人間、歳をとることは止めようがありません。それをマイナスと捉えるのではなく、まだ知らない私に出会えるのだと、今はとても前向きな気持ちです」(chachaさん)

コロナ禍の外出自粛を機にグレイヘアへ

お話を伺った方 chachaさん
グレイヘア歴 半年
開始年齢 55歳
成功への道 髪の保湿ケアで清潔感をキープ

50代後半のchachaさん(仮名)は、コロナ禍の外出自粛を機にグレイヘアへの移行を決心。目下、根元から10センチ程度が白髪の状態だ。グレイヘアに先立ち、昨年から化粧をするのもやめた。どちらもオーストラリア人の友人の影響が大きいという。

「お化粧もせず髪も染めない彼女たちのナチュラルな生き方を見て、素のままの自分でいいじゃないか、と思うようになったんです。昨年の秋口、化粧をやめて初めて仕事に出かけた朝に涼しい風がふっと顔にあたって、『あっ、爽快。私、今自由だ』と感じました」

コロナ禍で美容室に行けなくなり、一時は根元に白髪隠しのクリームを塗って仕事に出かけていたchachaさん。でも、なぜありのままの自分を隠さなくてはいけないのかと疑問が湧いた。趣味のヨガをしている時、マットにクリームの黒い色が移ってしまうことにストレスも感じていた。そこで染めるのをやめることをパートナーに宣言。しかし、「ちょっと待って」という反応が返ってくる。

「『白髪があるのが本当の私。それではダメだということ?』と言ったら、『君がダメなわけじゃないけど、できれば若くいてほしい』と。彼のお母さまは80代でまだ染めているのに、なぜ、という思いもあるのでしょう。白くなっても私なりにきれいでいる努力をするから認めてほしいと伝えました」

意を決したものの、白髪の量がそれほど多いわけではないため、どうしてもまだらになることが次第にわかってきた。さらに生え際のチリチリとした白髪が勝手な動きをする。そのため、無精していると思われないよう編み込みにしたり、光が当たるとグレイッシュに見えるワックスを使ったり、乾燥防止の日焼け止めミストを使うなど、さまざまな工夫をしている。