「スコッティ取って」
そんな私の家に、ある日「スコッティ」がやってきました。柔らかいうえに破れにくくて使いやすい。我が家のちり紙は一気にスコッティが取って代わりました。
ちり紙大革命。母も私もスコッティ。
ティッシュ、とかそういう言い方はしませんでした。
「あんたそこスコッティで拭いて」
「お母さんスコッティ取って」
どこの家庭でも、商品名がそのまま馴染むことがあると思いますが、我が家では「スコッティ」がそれです。同様に、絆創膏とは決して言わずに「リバテープ」というのがありますが、これは上京したら「カットバン」とか「バンドエイド」と言う人がいて地方色に驚いたものです。
それはともかく、スコッティには小学校から現在に至るまで約半世紀もの間、鼻をかみ、口を拭い、こぼした酒を拭き、歴代ワンコの粗相も拭き、大変お世話になっております。たまに他のブランドも買うけど、結局コスパで戻ってしまう。なにより、どこのティッシュを使っていても「スコッティ取って」と言ってしまう。
「日本製紙」が株主優待でスコッティを送ってくれる限り、株は売らずに持っておこうと思う理由です。
それにしても、株価はもう少し上がっても良いと思うのですよ。確かにデジタル化でペーパーレスの時代にはなっているけど、世界中が「脱プラスチック」推進で、紙パックや紙ストローの需要は増えています。これから伸びてくれるんじゃないかと期待しています。