自動車の維持にかかる費用は、ガソリン代、税金、保険料、車検費用に駐車場代と、書き出すと項目が多い

●使用頻度で検討したい自動車維持費

自動車関連費は、居住地域や使用状況による個人差が大きいものですが、もしかすると、必要不可欠だと思い込んでいるだけかもしれません。自動車の維持にかかる費用は、ガソリン代、税金、保険料、車検費用に駐車場代と、書き出すと項目の多さに驚きます。

買い物に車を利用する人は多いですが、今はネットスーパーもあるので、上手に利用すれば以前より車を使わずに済む場合も。子どもが独立したら、車の出番は減るかもしれませんし、高齢になれば、いつまで運転できるかわかりません。今後の自分に車が必要か、見直してみるのもよいでしょう。


●子どもにかけるお金は見極めを

いつまで子どもにお金をかけるかは、大きな問題です。社会人になっても同居する子どもにかかるお金は、人によっては固定費。同居していれば、食費などの生活費もかかりますよね。家計がミックスされてしまうケースが多いのです。

親がいつまでも元気でいられるわけではありませんし、年金をあてにされるのも困ります。社会人になったら家計は別にして、自立する練習をしましょう。子どもの収入が少ないのであれば、少しでも増やす余地はないのか、親が亡くなった後はどうするのかを話し合います。親の家計状況を伝えて、限度があることを子どもに理解してもらうことが重要です。そのうえで、本当に必要であれば、生前贈与をしてもいいわけです。

子どもが30歳、40歳を過ぎても家にいると、自身の老いもあって、親は子を頼りたくなります。通院の送り迎えや、ゆくゆくは介護まで期待してしまう。これでは共依存になります。でも、そういう時のために介護保険があるわけです。体が動かなくなったら、介護のプロの手を借りたり、自ら施設に入ったりするなど、親も自立しましょう。10年後、20年後、30年後を見据えた節約を考えたいですね。