東京・かっぱ橋道具街において、プロの料理人から主婦に至るまで幅広い客層に支持される「飯田屋」。「ピーラーなら200種以上は試してきた」という名物店主・飯田結太さんが推す、年齢を重ねた人でも使いやすい道具とは(撮影=本社写真部)

\見た目も美しくて売り切れ続出/
キッチンスパッター

6490円/鳥部製作所

刃物の町、新潟県三条市生まれのオールステンレスのキッチンバサミ。「軽い力で切れる、という点で選ぶならコレ」と飯田さんは太鼓判を押す。「力をかけずに切るためには、刃の薄さが必須なんです。そして、食材にしっかり食い込む刃であること。どちらも兼ね備えた切れ味のよさに加え、デザイン性の高さも人気の理由でしょう。包丁やまな板を出すほどではないとき、キッチンバサミは本当に便利。ラク家事の最強の味方ですよね。肉を切っても、ハサミの中心の付け根から2つに分解して洗えるので清潔です」

 

\3段階で研ぐから包丁のキレが違う/
BrietoウォーターシャープⅢ

3300円/片岡製作所

どんなに高価な包丁でも、手入れを怠れば切れなくなる。このシャープナーは本体に水を入れ、ハンドルに近い側の溝(砥石)から、順に包丁を各7回程度前後させていくだけで、抜群の切れ味が蘇る。「簡易的なシャープナーでありながら、〈荒砥石〉〈中砥石〉〈仕上げ砥石〉の3種で研磨できるうえ、水を使って削りカスを落としつつ研げる、という珍しい商品。安全で、とにかく簡単! カバーを取り外して洗えるから、衛生的なのもいいですね」(飯田さん。以下同)

 

 

\撫でるように皮が剥ける!/
エバーピーラー

2200円(右利き用、左利き用あり)/飯田屋

世界一、切れ味が軽いピーラー。野菜の細胞を潰さないので、剥かれた面はピカピカに光り、長時間みずみずしさが持続する。「リウマチで握力の弱いお客様にも安心して薦められるピーラーを探すうち、ついに当店で開発した商品です。刃の角度、材質には徹底的にこだわりました。刃は3万円クラスの高級包丁に使われるステンレスで、これまでピーラーの刃として用いられることのなかった鋼材です。刃渡り60ミリ、という絶妙な幅により、お店で出てくるようなふわふわなキャベツの千切りも可能になりました。僕は、これでつくるキンピラが好きですね。時短家事の必需品、構想5年の自信作、ピーラーとしては異例の替え刃仕様です」

 

\「強いアルミ」だから軽いのに、耐久性抜群!/
センレンキャストフライパン

4950円(26センチ、ガス火専用)/北陸アルミニウム

アルミ-マグネシウム合金使用の、とにかく軽いフライパン。26センチサイズでも620gしかないので、力の弱い女性でも扱いやすい。「フッ素加工のなかでも最高ランクの加工が施されていて、食材がこびりつきにくく、汚れもさっと落とせます。底が厚く、側面にかけて徐々に薄くつくられているのに加え、内面と外面双方にリップルウェーブという溝が加工され、熱がより素早く均一に伝わる仕組み。日常使いとして大人気のフライパンで、サイズは18~36センチまで豊富に揃っています」