腸内フローラを整える生活習慣(1)

<腸の状態を知る>
便とおならのにおいをチェック

腸内フローラの状態の良し悪しがわかるのは、においだそう。

「日本人の大腸の中には、酢酸を作るビフィズス菌が多く存在しています。そのため、便やおならのにおいは、無臭か漬物のような酸っぱさを感じるものに。しかし、糖や高脂肪の食品を摂りすぎると腸内で腐敗が起こり、硫化水素などが発生。便やおならのにおいも、腐った卵のようにきつくなります」

 

<腸を整える>
「水溶性」食物繊維を意識して摂ろう

食物繊維には水に溶けやすい水溶性と、水に溶けにくい不溶性があります。

「水溶性食物繊維は不溶性食物繊維と比べて効率よく摂れる食品が限られるので、意識して摂取するようにしましょう」

不溶性食物繊維には便の排泄を促す働きがありますが、腸の機能が低下している場合は便秘を引き起こすケースも。便秘気味のときには摂りすぎに注意しましょう。

水溶性食物繊維が多く含まれる食品

エシャロット、にんにく、ゆず(果皮)、ゆりね、ごぼう、納豆、きんかん、まめみそ、レモン(全果)、アボカド、オクラ、あしたば(生)、インゲン豆、梅干し、芽キャベツなど