今朝の「あさイチ」でも特集された「ニオイ」。昨今では、「スメル・ハラスメント」なんて言葉もあるほどです。ひとくちに体臭といっても、発生しやすい年齢や場所により、その成分は異なります。臭気判定士として、マンダムでニオイの研究を続ける澤田真希さんに、対策法を教えてもらいました。

「3大体臭」+足のニオイ。クサい成分は、それぞれ

臭気判定士は国家資格で、ニオイに関して人体から環境まで、さまざまな分野で活躍しています。ニオイという目に見えない対象物を嗅ぎ分け、機器と自身の嗅覚で分析するのが仕事です。

成分分析は機械でできますが、複数の成分から構成されるニオイの解析には、鼻で嗅ぐことが有効。とくに、快・不快は人間の嗅覚でしか判断できないため、臭気判定士は日々、その場所や被験者のニオイを嗅いで、測定するのです。

私の勤めるマンダムでは男性のニオイの研究を行っており、ニオイの指標(13項目)を定めています。たとえば、人肌のようなミルキーなニオイのミルク臭(M型)、スパイシーなニオイのクミン臭(C型)、酸のような刺激のあるアシッド臭(A型)など。

実は、人によりもともと持っているニオイは異なります。C型やA型は不快度の高いニオイで、女性よりも男性のほうがニオイが強い傾向にあります。男性と比較して女性の体臭があまり気にならないのは、そういった理由もあるのです。

多くの方が30代以降の男性のニオイを加齢臭と思っているかもしれませんが、ニオイの原因はそれだけではありません。「夫のニオイはどこから発生していると思うか」を女性に質問した調査があります。下のグラフをご参照ください。

体臭は大きく分けると3種類あります。

・ワキからニオう「汗臭」
・頭皮の汗や皮脂が原因の「脂っぽい汗のニオイ(ミドル脂臭)」
・そして背中や胸の脂が酸化してニオう「加齢臭」

これらは発生しやすい年齢も場所も原因も異なる、まったく別のニオイです。ただし、いずれもニオイのもとは「汗、皮脂、菌」。菌の種類や、それが汗や皮脂と混ざり合うことで発生する臭気成分で分けられます。これらの3大体臭に加えて、「足のニオイ」もあります。