【不安3】認知症になったら

認知症になってしまったら、さすがにひとり暮らしは続けられませんよね。
どんな備えをしておいたらいいでしょうか?

 

⇒「情報公開」が重要です

認知症は、ゆっくり進んでいきます。自分があぶないなと思ったら、その状況を受け入れ、ご家族や周囲に話しておきましょう。するとある時点で要介護認定され、ケアマネさんがつきます。

困るのは、ケアマネさんの多くが、認知症になると施設に行くしかないと思っていることです。ただしその場合も、ご本人やご家族が家にいたいと希望すれば、自宅で暮らすことは可能です。食事を用意できなければ、1日3食の配食も可能ですし、お風呂もヘルパーさんに自宅で介助してもらえます。住み慣れたご自宅でなら、穏やかに過ごせるのです。

ご家族にとって心配なのは、出歩いて行方不明になることでしょう。それを防ぐためには、隠さないで情報公開をすること。ご近所や周囲の方に、うちの親はこういう状態ですと言っておくことが大切です。近所のスーパーやコンビニにも写真を持って訪ね、もしお金を払わずに商品を持っていったらあとで払う旨を伝えておきましょう。

裸足のまま外に出る認知症の方はまずいません。ですから心配なら、靴にGPSをつける方法もあります。火の元が不安なら早めにIHクッキングヒーターに替えておけばいいでしょう。