日本と韓国で活躍するシンガー・ソングライターかつ俳優であるジェジュン。彼の人生に迫るドキュメンタリー映画『ジェジュン:オン・ザ・ロード(原題:「ON THE ROAD an artist’s journey」)』公開にあたり、彼を形作った2つの苦悩について語ってくれた。幅広い世代にインタビューし続けてきたライター・上田恵子が取材現場で見た《ジェジュンの真摯な姿》とは
※本記事はウェブ限定です。雑誌の『婦人公論』には掲載されておりません。ウェブでお楽しみください。
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「ここまで言っちゃったのか」と後悔しているシーンも
日本ソロデビュー3周年を迎えた、日韓で活躍するアーティスト、ジェジュン。彼の今日までの人生をたどったドキュメンタリー映画『ジェジュン:オン・ザ・ロード』が、7月2日より全国で公開される。メガホンを取ったのは、映画『私の頭の中の消しゴム』で日本にも多くのファンを持つイ・ジェハン監督だ。
今回の映画のなかでジェジュンは、アーティストとしての顔はもちろん、一人の多感な青年としての素顔も見せている。かなり深い部分まで踏み込んだイ・ジェハン監督のインタビューについては、ジェジュン自身「怖い」と感じた箇所もあるという。
「監督とはずっと前から友達で、距離が近い、深い関係だと思っていました。でも今回インタビューを受けながら、今まではお互いに100のうち20くらいしか知らなかったんだなと気づいたんです。18年芸能活動をしてきて、マスコミの方にもファンの皆さんにも言ったことがないことばかり聞かれて、答えるのが怖かった。すごく自然に言葉を引き出してくれる監督は、特別な能力を持っていらっしゃるんじゃないかなとあらためて思いました」
その言葉どおり、映画ではこれまで彼が語ってこなかった、複雑な生い立ちをはじめとするプライベートの部分にも触れている。