2021年7月27日号
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[特集]
からだと心を徹底メンテナンス!
「健康寿命」は何歳からでものばせる

年々感じるからだの変化。不調がひとつやふたつあろうと上手につきあって、背筋を伸ばして歩き、笑顔で前向きに過ごし、好きなものを食べたい。そんな願いを叶えるため、健康の知識と日々の生活を見直しましょう。いつも元気で素敵に年を重ねるあの人の生活習慣は、ヒントの宝庫です

●注目記事●

〈自分の未来に期待しているから〉
颯爽と足を上げたくて今日も身体に語りかける
前田美波里

72歳になった今も毎年舞台に立ち、ダイナミックな歌やダンスで観客を魅了する前田美波里さん。心晴れやかに、健やかな日々を送る秘訣が、その暮らしのなかにちりばめられています

この1年半ほど、新型コロナウイルスの影響で外出の機会が減り、運動不足になっている方もいらっしゃるでしょう。ストレスで心が疲れている人も多いと思います。私も立て続けに舞台がキャンセルになった時は、さすがに落ち込みました。

でも、私はストレスを感じた時、つらいことや悩みを抱えている時ほど、体を動かすことで忘れるようにしています。たとえ悶々として、夜、熟睡できなくても、翌朝ジムに行って無心になって汗を流すと、気持ちが切り替わる。「さっきまで、なにをくよくよ考えていたんだろう」「なぜあんなに落ち込んでいたのか」と、つらさが消えていきます。

以前から通っているジムで、最高齢のお仲間は94歳の女性。トレーナーに見守られながらプールの中で歩いたり、ゆっくり泳いだりされる彼女の姿を見ると、周囲の皆さんが勇気をもらえるみたいです。私も「まだまだこれから」と、将来の自分に希望が持てます。

マンツーマンのレッスンのほうがいいという方もいらっしゃるかもしれませんが、私は皆さんと同じ空間で過ごすほうが、断然好きです。人と影響し合いながら自分を磨いていくことがなにより楽しいと思うから。(一部抜粋)

他にも、益子直美さんのエッセイ「心臓の手術で気づいた選手時代からの大きなストレス」、松岡和子さんのインタビュー「「まだ死ねない」の思いでシェイクスピア全訳を達成して」、箱石シツイさんの「104歳の理容師、聖火ランナーになる」、専門家による「年齢のせいと放っておかず、上手に対処を」など。
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[読みもの]

〈オリンピアン対談〉
大坂なおみ発言で考える
スポーツ選手のメンタルヘルス

杉山愛×田中ウルヴェ京

テニスの大坂なおみ選手が四大大会の一つである全仏オープンで記者会見を拒否。罰金を科され、2回戦を棄権した。自身のツイッターで「長い間、うつの症状に悩まされている」との告白も。オリンピックをはじめ世界の舞台を経験し、今もスポーツ界を支える2人が、トップ選手の心理を考察、私たちがメンタルの健康を保つ秘訣まで語り合った

田中 全仏オープンの一連の出来事について、トップテニスプレーヤーだった愛さんはどう思われましたか。

杉山 すごく驚きました。というのも、テニスプレーヤーはジュニア時代からずっとメディアの大切さやつき合い方を学んでいます。トップに行くほどメディア対応は当然の責任だと誰もが捉えている、と思っていたので。しかもSNSという、ある意味一方的な形で発信したことにも驚きました。

田中 ああ、なるほど。

杉山 けれど改めて、ここまでの大坂選手の言動を考えると、負けた後の記者会見など相当なストレスを抱えながらやっていたのだということが理解できました。今回のことは苦しんだ末の結論だったのでしょう。ただ、2回戦で棄権になったのは非常に残念。誰も望んでいない形になってしまいました。ほかにもっと良いやり方があったのではないかとは思います。

田中 メンタルトレーナーの立場から見ると、会見拒否も、うつ状態のことをオープンにしたのも、ずいぶんと勇気が要っただろうなというのが第一印象です。

杉山 勇気というと?

田中 実は2019年に国際オリンピック委員会(IOC)は、「今後はトップアスリートのメンタル問題にも積極的に取り組むべきだ」と表明しています。そして20年のIOC国際アスリートフォーラムでは、参加した五輪経験選手のうち3分の2が「自分のメンタルの状態を人に明かすのはタブーだと思う」と回答しているのです。

杉山 弱さを隠そうとするトップアスリートたちの中で、大坂選手が自分から弱さをさらけ出したのは勇気があるということですね。
(一部抜粋)

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〈ギャンブル、親不孝、がん闘病〉
小倉智昭×青木さやか
看取りの後悔は今も消えないけれど

22年間司会を務めた長寿番組『とくダネ!』が2021年3月に終了した小倉智昭さん。タレントとして活動しながら、執筆という新しいジャンルに挑戦、自伝的エッセイ『母』を上梓した青木さやかさん。借金を重ねた過去から、親との別れ、闘病まで、赤裸々に語り合いました

小倉 青木さんのウェブの連載エッセイが話題になった時に、『とくダネ!』にご登場いただきましたよね。今回上梓された『母』も、とても読み応えがあって、青木さんと話をしてみたいと思って。

青木 小倉さんのようにたくさんの本を読んでいらっしゃる方に言っていただけると、なおさら嬉しいです、ありがとうございます。

小倉 文章力があって面白いうえに、同業者なので全編を通して自分を振り返るところがありました。僕も結構お金に苦労したんでね。でも、女性タレントさんで、過去の借金やギャンブルの話まで書くって、あまりいないんじゃない? 勇気があると思ったな。

青木 小倉さんはテレビ局のアナウンサーをなさっていましたよね。お金に苦労する時代なんてあったのですか?

小倉 独立して7~8年は仕事がほとんどなくて、食えなかったんです。しかも競馬とかパチンコにはまって、消費者金融に顔が売れてた時期がありましたよ。

青木 私も消費者金融を「私の銀行」って呼んでました(笑)。芸能界に入って完済できた時には「お願いですからカードだけでも持っていてください」と言われて(笑)。ありがたかったですし、あの頃支えていただいて感謝しています。(一部抜粋)

 

[カラーグラビア]

〈同期だけどライバルじゃない〉
〝不良〞の俺たちで伝説を作ろう
菊池風磨(Sexy Zone)×田中樹(SixTONES)

今やお茶の間で見ない日はないほどの活躍を続ける、SexyZoneの菊池風磨さんとSixTONESの田中樹さん。デビュー年は異なれど、ともに13歳でジャニーズ事務所に入所した同期だ。そんなふたりが今秋、舞台『DREAM BOYS』で初共演を果たす――

他にも、

〈連載・〇〇なふたり〉
生田智子×木佐彩子
トップアスリートと結婚したふたり

〈氷川先輩の励ましを胸に〉
演歌で知った義理・人情 世代を超えて聴かせたい
辰巳ゆうと

〈ルポ コロナ下、今日も往診へ〉
緩和ケア医が受けた突然の余命宣告。同業の母は覚悟を決めた
粟野仁雄

〈清水ミチコの三人寄れば無礼講〉
ゲスト 岩崎良美&細田守

などなど、盛りだくさん。ぜひご一読ください!!

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