介護度に応じて、さまざまな介護保険サービスを受けることができる。まずは相談を(写真提供◎写真AC)

介護保険サービスを受けたい、あるいは相談したいなら、窓口は、市区町村の介護保険課か地域包括センターに相談することとなります。本人あるいは親族が相談しても大丈夫です。

認知症の場合も公的介護サービスが受けられますが、単にもの忘れがひどくなったというのではなく、もの忘れがひどくなったことで、日常生活に支障をきたすというのが目安になると思います。

認知症を疑う場合、かかりつけの医師に相談したり、心療内科、脳神経外科などを受診したりするのもいいですが、「もの忘れ外来」などの認知症の専門医に受診すると、事例を多く扱っているので、本人の扱いにも慣れ、介護をしている親族にも寄り添ってくれて良かったという実例もあります。

どんなふうに介護度が進行するのかは一人一人によって違います。また長期にわたる場合もあります。いずれにせよ、早めの相談をお勧めしたいものです。