冬はワンパターンになりがち。おしゃれに見せるアウターの着こなしは〈石田純子のおしゃれ塾〉

A　＜石田さんのアドバイス＞

１）アウターは着回しができるものを

冬のコートは、「何年も着るから定番でシンプルなものを」という人も多いでしょう。ですが、同じ定番でも微妙に変わるので、「今っぽさ」からかけ離れたものになりがちです。長く着ることより、手ごろな価格の今年のデザインをチョイスするのが、おしゃれの達人への近道と心得ましょう。

今回、着用してもらったアウターは、どちらも着回しができるもの。黒のダウンジャケットは、少しモードっぽいスタイルに。袖がファスナーで着脱でき、ベストとしても使えるため、インナーの柄や色を楽しむこともできます。カーキのロングコートはライナーとの２枚仕立て。薄手のノーカラーのライナーはパーカーと合わせると若々しいスタイルが演出できます。

２）流行色を差し色にすれば、一気に今っぽいスタイルに

イエローやグリーン、ピスタチオなど今年の流行色をトップスや首回りのストールに取り入れると、トレンド感が出せます。また、足元に白を入れるのもおすすめ。白は５歳若く見せられる！　と私はいつもアドバイスしていて、暗めの色が多くなる秋冬はとくに、白い靴が映えておしゃれ感もアップします。厚底のスニーカーやブーツを選べば、脚長効果も期待できますよ。

３パターンの着回しができる万能ロングコートが大活躍

ファッションにあわせてコートとライナーを使いわけられるほか、寒い日はコート＋ライナーにすれば防寒もばっちり。
カーキ3wayコート￥74,800、ニット￥22,000、ストール￥13,200／すべてKEIHayama PLUS　チェックパンツ￥20,900／DUE deux　イヤリング￥1,980／LIMITED NUMBER（お世話や）　バッグ￥44,000／オットダム（ストックマン）　靴￥31,900／ランバン コレクション（モーダ・クレア）

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コートのライナーだけを
カジュアルに着こなす

グレージュのパーカー￥20,900／アッパーハイツ（ゲストリスト）　パンツ￥12,100、バッグ￥13,200／ともにDUE deux　イヤリング￥1,650／OSEWAYA（お世話や）　ソックス￥2,750／アンティパスト（クープ・ドゥ・シャンピニオン）　靴￥18,920／マッキントッシュ フィロソフィー（モーダ・クレア）

堀切さん
変身後のコメント

コートは定番が安心と信じていましたが、毎年少しずつ変化しているんですね。一工夫があり着回しができるものは得した気分です。パーカーは「若い人のもの」と遠慮していましたが、ノーカラーのコートと合わせると大人っぽく着られることにも驚きです。白い靴も新鮮で合わせやすく、目から鱗でした。

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