敵を素敵と思えたら

ゴルゴ 合気道の話の中で、「敵を愛する」という言葉がありました。

敵をつかった漢字に、「素敵」という言葉があります。敵を素敵と思ったら、それはもう敵じゃない。相手を倒す無駄な力はいらないし、何より楽しくなる。大谷選手は日本人の素晴らしい見本ですね。

ゴルゴ松本「敵を素敵と思ったら、それはもう敵じゃない」(写真:本社写真部)

武田 アメリカでの大谷選手の人気ぶりを見ると、日本人選手がメジャーリーガーを目指すのと反対に、野球を志すアメリカ人の中に、日本に行きたがる人も出てくるかもしれませんね。大谷選手の出身校に通おうとするアメリカの少年も出てくるかも。

ゴルゴ そうすると外国人選手が甲子園に出てくることになりますよね。外国の選手が頭を坊主にして、グラウンドで大きな声を出す日が来るかもしれません。