「多くの転機や出会いを経験するなかで、ゆるやかなカーブを描くように少しずつ変化し、その延長線上に今の自分があると感じています」
現在発売中の『婦人公論』2022年2月号の表紙は、女優の大地真央さんです。3月18日公開の映画『SING/シング:ネクストステージ』に日本版吹き替えキャストとして出演する大地さん。外出自粛期間中は夫でインテリアデザイナーの森田恭通(やすみち)さんと過ごす時間が増えたそうでーー。リニューアル1号目となる本誌から、特別に記事を先行公開いたします。(撮影=浅井佳代子 構成=篠藤ゆり)

ゆるやかなカーブの先に

このたびは『婦人公論』リニューアル1号目の表紙を飾らせていただき、大変光栄です。

私も多くの転機や出会いを経験するなかで、ゆるやかなカーブを描くように少しずつ変化し、その延長線上に今の自分があると感じています。

夫の森田恭通さんとグラスを傾ける大地さん(大地真央さんインスタグラムより)

この2年間はコロナ禍で我慢の日々でしたが、幸い数本の舞台を無事に終えることができました。お稽古中と公演期間は自宅と仕事場の往復のみ。

お稽古中もずっとマスクをつけているので、共演者のみなさんがどういう表情で台詞を言っているのか、最後の通し稽古までわかりません。でも、そうした制限があるからこそ一致団結し、チームワークがより強くなって――一回一回を本当にいい舞台にできたと思います。