「ただの能天気」でもいい

数ヵ月前は、鏡に映った自分の顔を見て、「老け顔になったな~」と落ち込んでいましたが、マスク生活のせいにもしていられません。

その時も、「老け顔にもかかわらず、食べ放題・詰め放題・電話かけ放題が大好き」「老け顔にもかかわらず、アイドルから元気をもらえる」「老け顔にもかかわらず、マニキュアが似合うじゃん」と唱えてみました。

そのうち同年代の女優さんや友達を思い浮かべて、「みんな同じようなものかな」なんて独りごちて終わりました。

娘に話したら、「それってただの能天気な性格ってことじゃないの?」と、バッサリ。それでもいいんです。今年は還暦、だんだん物事の判断力が鈍り、頭の切り替えが簡単にはできなくなっていると感じています。おまけに変に執着したりイライラしたり、一人で悩んでしまうことも。

そんな時こそ、言葉遊びのようですが、試してみる価値ありの「にもかかわらず」です。コロナ禍にもかかわらず、元気でいられるのも、子どもの頃から身についた「おまじない言葉」のおかげかもしれません。


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