夫婦で決めた「松丸家の教育方針」とは
このように、妻と私は本当にたくさん会話をしました。特に大吾が生まれてからは、子どもの教育方針についての話が多かったと思います。
子どもに対し、パパとママが自分の考えを好き勝手に伝えても、子どもは混乱するだけです。松丸家には、松丸家としての教育方針が必要なのではと考えたのです。
そこで私たち夫婦は、『答えは親が教えるのではなく、子どもに考えさせる』という教育方針を決めました。
問題が起きたときに、こうあるべきだと親が答えを教えて導くのではなく、子どもが自分で問題の答えを考え、自力で解決できる人間に育てるということです。これは、子どもの個性を伸ばすことにも繋がるわけです。
この教育方針について大吾は、
「自分の型にはめて子どもを育てる親を多く見かける。この教育方針はうまくいくと子ども全員が東大医学部に入学できるほど成功するが、だいたいの場合は一人だけが合格し、他の子どもたちは没落する場合が多い。子ども全員が別々の道で成功するケースが少ないのは、親の教育方針が問題のことも多々ある」
と、メンタリストの視点から語っていました。