いつもと違う、どこか調子がよくない…と思っても、かかりつけ医のいない人はなかなか気軽に聞けないもの。小さな不調に大きな病気が隠れていることもあるので、油断は禁物です。また、人になかなか打ち明けられない悩みも、日々医療は進歩し、治療法が開発されていることも。大切な自身や家族の健康は、ぜひ医師に相談してみてください。女性に多い病気を中心に、症状、原因、治療、予防の4つの観点でご紹介します。第8回は、「子宮筋腫」です。(取材・文/松井宏夫〈医学ジャーナリスト〉 撮影=本社写真部)
この記事の目次
子宮筋腫とは
〈原因〉女性ホルモンによって大きくなる
〈分類〉できる場所により分けられる 〈症状〉不妊症や流早産の原因にも 〈診断〉手術を考える場合にはMRI検査も 〈治療〉薬物療法と手術療法がある

子宮筋腫とは

子宮の筋細胞から生じる良性の腫瘍で、30歳以上の女性の2割から3割が大なり小なり、子宮筋腫を持っているといわれています。

〈原因〉女性ホルモンによって大きくなる

子宮筋腫は卵巣から分泌される女性ホルモンによって大きくなり、閉経すると、逆に小さくなります。複数個できることが多く、数や大きさはさまざまです。

子宮の筋細胞が悪性変化したものを子宮肉腫といい鑑別が必要ですが、筋腫が肉腫に変化することはありません。