ルール3
「いらないよね」はNGワード
つい、「これ、捨てなよ」などと言ってしまい、「自分でやるから、触らないで!」と、ケンカになることもあるでしょう。でも、自分の大切な物を捨てろと言われたら、誰でも嫌な気持ちになるもの。
ほかに、「いらないよね」「こんな物までとっておくの?」と処分を促したり、「早くやってよ」「なんでできないの」と責めたり、「私が大変になるじゃない」「やってあげてるのに」と自分本位な言葉をぶつけたり。
これらは親を怒らせ、片づけをストップさせるNGワードと心得て。
ルール4
古い缶詰は爆発するので処分を!
高齢者のお宅に伺うと、10年以上前の食品の缶詰が見つかることがあります。「缶詰は腐らない」と思い込み、賞味期限をとっくにすぎても放置しているのです。
実は古い缶詰は、蓋が膨らんできて爆発することが。危険なので、期限切れの缶詰や錆びた缶詰は即、処分しましょう。
ルール5
同じ種類の物は量を減らす
わりばし、ボールペンなどを大量にストックしている人がいます。
ある女性の家には、イチゴのプラスチックパックが何十個もあり、戸棚を占領していました。「何に使うんですか?」と質問したら、「娘家族が来たとき、おにぎりを作って持たせようと思って」と。
聞けば、娘さんは年に1回しか帰省しないそう。ならば、もっと量を減らしてもいいのでは? と提案し、きれいな状態のパックを数個だけ残し、あとは処分しました。
このように同じ種類の物は、量を減らす方向に誘導するとよいでしょう。