ルール11
やがて訪れる遺品整理に備えて
ゆくゆくは、遺品整理をしなくてはなりません。すべてを残しておくわけにはいかないので、何が大切な物なのか確認するためにも、親が元気なうちに整理しておくとよいでしょう。
たとえば親がたくさん着物を持っていたら、「このなかで一番大事な物は?」と聞いておく。そうすれば遺品整理の際、高価な物や思い出のある物を選別することができます。
また、よく見られるケースは、指輪など大切な物がティッシュペーパーにくるまれ、無造作に引き出しなどに入っていること。
知らないと、あわただしく遺品整理をするなかで、ゴミだと思って捨ててしまいかねません。
一緒に片づけながら、親自身も忘れていた、高価な着物や宝石など「お宝」を発掘できるかも? そんなふうに楽しみながら片づけを進めておきましょう。
ルール12
業者に依頼するときのポイント
片づけを手伝いたいけれど、遠方に住んでいる、仕事が忙しいなどの理由で頻繁に通えない人もいるでしょう。あるいは、親と子の関係がぎくしゃくしている場合もあります。
それなら、整理収納サービスの業者など他人の力を借りるのも一つの方法。第三者が入るとクッションになり、意外とスムーズに進むものです。
ただ、気になるのは料金ですよね。一般的には、時間や日数がかかればそのぶん料金も上がる。物が散乱した状態だと、仕分けの作業に膨大な時間を要します。
可能であれば大まかなジャンル分けだけでもしておくと、作業時間が短くなり、料金を抑えられますよ。