ルール6
手放せない物はいったん引き取る
捨てることには抵抗があるけれど、誰かがもらってくれるなら手放してもいい、と感じるのも親世代の特徴。
使っていない食器や鍋、タオル、箱に入ったままの贈答品などは、「使わないなら、ちょうだい」と、いったん引き取るのも一つの方法です。あとは使うか、処分するか、あなたの自由。
ただし、処分する場合は親に気づかれないように注意しましょう。一気にたくさんもらうと「あれ、捨てたでしょう」とそのうち疑われかねません。
「夫がほしがっているから」などと、自分以外の誰かにあげるというのも手です。
ルール7
火を使う場所の周りに物を置かない
高齢者の住まいで、とくに気をつけるべきなのが火事です。「火の元に気をつけて」と言うだけでなく、危険の種はなくしておきましょう。ガスコンロやストーブなど、火を使う場所の近くは、すぐに片づけるべき。
「危ないから」と親にちゃんと理由を伝え、とくに布類や紙類は離れた場所に移動するか、内容を確認したうえで処分し、安全を確保しましょう。
ルール8
クローゼットや押し入れはカビや害虫チェックを
膨大な量の衣類の片づけは難易度が高いので、最後のほうに行いましょう。
「安心安全」という意味では、クローゼットに収まっていれば問題ありませんが、古い衣類がぎゅうぎゅう詰めだと風通しが悪く、虫が発生したりカビがはえたりしている場合もあります。
不衛生ですから、範囲を区切って少しずつ衣類を出し、親に確認してもらいましょう。目にすれば、「あら、穴が開いているわ」などと捨てる決心がつくかもしれません。