基本の道具
水彩絵の具より顔彩(日本画用の絵の具)のほうが透明感のある色合いを出せます。墨は、顔彩と馴染みのいい青墨を。大事なのはハガキ。官製ハガキは墨や顔彩がしみこまないので、ザラッとした質感の画仙紙ハガキがベストです。
【1】筆
モチーフ(絵)の輪郭と添え書きは書道用の小筆(右)、色付け用には日本画などの彩色筆(左)を。水彩用の筆でも可
【2】硯、青墨(松煙墨)
硯は書道用のものでOK。灰色がかった淡い色の墨。顔彩の色に調和します。墨の濃淡も絵手紙の味わいとして楽しみましょう
【3】顔彩
日本画用の絵の具の一種で、上品な淡い色合いが表現できます。そのまま筆にとって色付けできるので初心者にもおすすめ
【4】画仙紙ハガキ
墨や顔彩がほどよくにじみ、味わいのある仕上がりに。乾きが速いので手軽に描くことができます。書道用品店などで購入可
【5】水入れ(筆洗い)、梅皿(パレット)
梅皿(左)は色を混ぜるときに使用します。顔彩の上で直接色を混ぜないよう注意を
【6】下敷き
書道用の毛せんを使うとよいでしょう。紙を安定させ、机を汚さないためのものなので、新聞紙で代用してもOK
【7】ティッシュペーパー
筆の余分な水分を吸わせるのに欠かせないアイテム。筆に墨を含ませたら、いったんティッシュにのせて水分を調整します
【8】半紙
線の引き方を練習したり、ハガキの下に敷いたりするのに使用。筆が引っ掛かるようにザラッとした裏面を使います