娘の家を訪ねるたび、食費の足しになるような食材を買って持っていくのが習慣になった――(写真はイメージ。写真提供:photoAC)
時事問題から身のまわりのこと、『婦人公論』本誌記事への感想など、愛読者からのお手紙を紹介する「読者のひろば」。たくさんの記事が掲載される婦人公論のなかでも、人気の高いコーナーの一つです。今回ご紹介するのは50代の女性からのお便り。娘夫婦の収入面が厳しいようなので助けてあげたいと、家を訪ねるたびに食費の足しになるような食材を買って持っていくのが習慣になっていたのですが――。

応援する気が失せて

このところの不景気の影響で娘の夫の仕事が減ったらしい。新婚夫婦の収入面が厳しいようなので、助けてあげたいと思った。お金をあげて援助するのはあまりよくないと思い、夫と家を訪ねるたび、食費の足しになるような食材を買って持っていくのが習慣になった。

結婚前には耳にしたことのなかった「ありがとう」の言葉を返され、まあ、娘も大人になったのねと実感。

やがて子どもが生まれて娘が働きに出られなくなり、ますます大変になった様子なので、孫に会いたい気持ちもあって、《援助買い物》の回数を増やした。

数年後、娘に二人目が誕生。その日も、《援助買い物》をして訪問すると、なんと娘が、髪を金色に染めていた。「育児のあいだは、美容院に行けないし」とかなんとか理由を並べる。それを聞いてなんだか、ガーンとショックを受けた。

夫は「まあ、いいじゃないか」と笑うが、私にしてみたら、「髪を染めるお金があるなら、食べ物を買えよ!」と思ったわけ。なんだ、困っているのかと思ったけど、余裕があるのね、援助しているのがバカみたいだと、それからはあまり家を訪ねなくなった。

夫は孫の顔が見たいから行こうと誘うが、私は「パートがきつくて疲れたから行かない」と断る。

私の考え方、間違っているだろうか。もし、私の援助で浮いたぶんを娘が貯金して、孫の教育費にしているというなら、まだ許せるんですけどねえ。


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