紫苑さん「私が素敵と感じるファッション、そのポイントは襟周りと袖の形にありました」(写真:林ひろし)
多くの人にとって、老後の生活を支える柱の一つとなる年金。71歳のひとりシニア・紫苑さんは、母子家庭で、二人の子どもを育てながらフリーランスで仕事をしてきたため、年金の額は月に5万円。しかしお金を遣わなくても安心して暮らすための工夫の数々をブログに記すと話題に。楽しい毎日の様子は、新聞やテレビなどでも紹介されました。その紫苑さんがハマっているのが、シャツやブラウスに施すコムデギャルソン“風”リメイクだそうで――。

オシャレに見える人を観察してみると

どこがどう違うのか、変哲のない白いシャツを何気なく着ているのにとてもオシャレに見える人がいます。シンプルなワンピースなのに、どこか優雅に見える。

スタイルがいい、もともとが上品と言ってしまえば身も蓋もありません。

自分の好きなタイプの洋服を素敵に着こなしている人がいたら、じっと観察することにしています。色? 柄? 長さ? 着こなし? ポーズ?

もちろんそれもあるでしょう。でもそれら、自分にはない部分を差し引いてもまだ素敵に見える、そこでもっと目を凝らしてみると……、私の場合、多くは襟周りと袖の形でした。