痛感した「水」の重要性

中でも水の重要性は痛感しました。

歯磨きひとつとっても水が必要ですし、トイレの水を流すのもそう。雪の降る中、給水のために1~2時間並び、水が入った重いタンクを家まで運ぶ毎日。まさに生きることだけに集中した日々でしたが、そんな経験をしたからこそ、何より水は大切と感じています。

一般的に水は1日1人3リットル必要と言われます。

2人家族なら1日6リットル、3人家族なら1日9リットルです。最低でも3日分、1週間分あれば尚いいと言われており、実際、わが家では1週間分を必ず備えるようにしています。

「まさに生きることだけに集中した日々でしたが、そんな経験をしたからこそ、何より水は大切と感じています」(写真提供:Photo AC)

内訳ですが、水をメインに、好みの飲料を500ミリリットルペットボトルで50本以上備蓄しています。

1.5リットルなどのペットボトルもある中で、なぜ500ミリリットルに拘っているかといえば、なるべく一人一人がペットボトルを持ち歩くことで、誰がどのくらい水分を摂ったかが把握しやすくなるからです。

また感染症のリスクも考えると、一つの紙コップを使いまわすより、各自がペットボトルを持つ方が衛生的と感じ、今のストックの仕方に辿りつきました。

ただでさえ水が貴重となる中、トイレのことまで考えると、自然と水を飲まないようになりがちです。特に高齢者の場合、普段からその傾向があるので、それに加えて意識的に水分を摂らないようになると、脱水症状になるリスクがグッと高まるのが怖いところ。