初の日曜劇場出演、反町隆史

「ビクトリー」社長として終始社員に厳しいボスを演じた反町は
「日曜劇場に出演するのが、今回初めてのことでした。
この番組のスタッフの皆さんのつくることに対する姿勢、こだわりをものすごく感じました。久々の他局の現場でしたので、最初はいろいろ戸惑いもありましたが、本当にいいチームだなと思いました。
主役の綾野さんは素晴らしい責任感と主役としてのプライド。芝居としてみせてくれて、現場でもみせてくれて、そのおかげで僕たちも一体になれたんじゃないかなと思います。素晴らしい主演でした! ありがとうございました」と語った。

さまざまな「再生」の物語

ドラマでは、人気女子アナだったが新町と結婚、夫を支えるために家庭に入り、2人の娘の子育てに専念していた新町果奈子(榮倉奈々)の半生も描かれた。
夫が職を失ったことをきっかけに、家計のためにSNSで積極的に発信、それが評判となって料理本を出版するなど、再び「妻」「ママ」ではない「自分」として輝きを取り戻していく。

新町を支えた先輩社員、深沢塔子役の芳根京子

アスリートは若くして現役を引退することが多く、第二の人生を考えざるを得ない職業だ。マイナースポーツであれば、引退後は厳しい現実に直面するだろうし、人気スポーツであっても、指導者や解説者として同じスポーツに携われる人はトップの一握り。

しかし、アスリートのような特殊な職業でなくても、現実には、結婚や出産、子育てや介護、病気などさまざまな理由でキャリアを中断する人もいる。また、これからは定年後も悠々自適というわけにいかず、もう一度仕事を探す人も増えてくるだろう。そんな多くの人の「第二の人生」「再生」にエールを送ってくれるドラマだった。